心がとげとげしたときは? 気持ちをやわらげる時間の過ごし方3選

恋人とのすれ違いや、仕事での理不尽な扱い。ふとした一言で自分にとっての大切なものが傷つけられたとき、寂しいような悔しいような、なんとも言えない嫌な気持ちがじわりと広がりますよね。

場合によっては、とげとげとした気持ちが態度に出てしまって、そのせいで余計に自分のことが嫌いになってしまう人もいることでしょう。

今回は、日々の中でちくりと心が痛みを感じたとき、気持ちをやわらげる方法を3つ紹介します。

場所を変えて、温かい飲み物でひと息つく

あたたかい飲み物には気持ちを落ち着ける効果があります。

紅茶にはリラックス効果のある成分「テアミン」が含まれていますし、コーヒーにもα波を増幅する「ピラシン」が含まれています。また、すっきりとした甘さが心地よいカモミールティーにも、鎮静作用のある「クミンアルデヒド」が含まれています。

成分からくるリラックス効果のほか、からだの内側から温まることによる「副交感神経の活性化」もまた、とげとげした心を落ち着かせるのに有効です。

人は通常、夜になると日中に蓄えた体内の熱を逃がそうとして、末端の毛細血管が拡張します。リラックスとともに緩やかに体温が低下していくのですが、このときに活性化するのがリラックスを司る「副交感神経」です。

あたたかな飲み物で体温が適度に上がると、その分からだは熱を逃そうとするので、夜眠るときと同様に副交感神経が心地よく活性化するのです。

あたたかな飲み物を入れて、ひと息つきながら今日の出来事を振り返ってみるのも良いですね。

いまの素直な気持ちを日記に書く

日記は、傷ついて荒んだ自分の気持ちを整理整頓するのにうってつけのアイテムです。紙とペン、それと美味しい飲み物があればなお良いでしょう。落ち着いた気持ちで紙にペンを走らせると、ときには自分自身思いもしなかったような感情の発露が、紙の上でじわりとにじみ出てきます。

素直な気持ちを紙に書いて一日のことを振り返ると、気持ちに折り合いをつけることができます。紙にペンで文字を書くということ自体が脳の創造的な機能を刺激して、荒んだ気持ちでストレスのかかった脳をほぐしてやる効果もあります。

また、その日の出来事を紙に記すことは、安全な視点でその日の出来事を追体験することでもあります。安全な追体験は、そのときには気づかなかった何かに、気づかせてくれるかもしれません。

とげのある自分を受け容れて、誰かに気持ちを打ち明ける

心がとげとげしたとき、人によってはそれを表に出すまいと隠してしまう人もいることでしょう。人当たりが良く、日頃から優秀で周りに迷惑をかけるのが苦手な人には、特にこの傾向が強いのではないでしょうか。

「とげとげした気持ちを表に出すこと」は決して悪いことではありません。感情の発露は人の心の防衛機能です。からだがストレスを察知して、抱え込まないように表に出そうとしているのに、それを押さえ込んでしまうと、余計にストレスがたまってしまいます。場合によっては、からだの側に悪影響を及ぼしてしまいます。

大切なのはまず、「とげとげしている自分を受け容れること」です。自分を受け容れて、とげとげしている自分を肯定してあげましょう。その場に話を聞いてくれる友人がいれば、今の気持ちを聞いてもらうとなおよしです。人に話を打ち明けることは、自分を受け容れることに繋がります。

傷を話すことは、甘えではありません。誰かに話して、自分で気持ちを受け容れることができたら、次の一歩に踏み出すことができます。

どんなに見て見ぬ振りをしようとも、傷はそこにあるだけで痛むものです。

否定や無視ではなく、傷ついた自分の気持ちを受け容れることを心がけましょう。

まとめ

どんな人も、心の中を覗けるのは自分自身だけです。誰ひとりとして、他人の心は覗けません。別々の事情、別々の優先順位の多数の他者が、ひとつの社会でやり取りをしていれば、そこには当然不和が生じることもあります。

そんなとき大切なのは不和をなくすことではなく、不和を受け容れて、その上でどうするかです。個々人がそれぞれ抱いている頭の中の気持ちや感情を、均一にすることなどできません。

今回は、わたしなりの気持ちの和らげ方を3つ挙げさせていただきました。わたしならいつもこんな風にしている、などなどありましたらぜひお教えください。

これを読んだ方の毎日が、少しでもほんのりしたものになれたら幸いです。